CRキャブOHの巻 Reported 2001/5/6
何年か前に純正シートと交換したCRキャブ33φ。
FCRよりもこっちのほうが雰囲気出ると、勝手に思い込んでの装着だった。
しかし今まで一回もOHなぞ、した事もなく現在迄来てた・・・(^^ゞポリポリ。
今年のGW最後の行事として、2年ぶりにCBに火を入れようと、昨日からの決定事!
バッテリーがあがっているのは合点承知の助?
昨夜からバッテリー充電器をセットし、早めの就寝。
一夜開けて、いよいよ今日は2年ぶりの、我CB1100Fに火を入れる日である。
天気もすこぶる良い!まさに今年のGWの集大成のお膳立ては揃った。\(^O^)/
小屋の奥から重いCBを押してくる。(;^_^A アセ・・・
ブレーキも引きずっている。それほどこれまでの月日の長さを物語っている。
バッテリーは充電したものの完全に死んでいたはず・・・
一発でかけたいと思うその気持ちは、ノア号のバッテリーをあてにした。
ノアのエンジンもかけ、ブースターケーブルも繋いだ。
キーをひねる。セルボタンを押す。・・・・・・・・・・・・・
「クゥイ・クゥイ・クゥ・・・・・・・・・」
おいおい、車のバッテリーでもセルが回らないのか??(°_。)?(。_°)?
やっぱり完全に死んだバッテリーじゃダメか・・・・。
一服して考えた末、
「よし!バッテリー新品にしよう!」
そう決まれば話は早い!
いつものバイク屋さんに車を走らせながら携帯する。
「CBのバッテリー準備しておいてくれ〜〜
今向かってるから〜〜!」
バイク屋さんはクルマで3分の所にある。
それでも、そのバイク屋さんは俺がつくまでに倉庫から準備しておいてくれた。
「なんだ〜。乗る気になったのかぁ〜〜?」
なんて言いながら、バッテリー液を入れている。
「う〜〜〜ん。まぁね!たまに・・・」
「車検は?」
「ついでねよ!」
「んだよな〜。(・・?) エッ!」
なんてな事を話ながら、バッテリー液補充完了!
「せば、ツケておいて〜〜〜。」
「オッケェ〜〜!」
てな具合に、バッテリーをゲットした僕は、家路を急ぐ。
家に戻ってバッテリーを繋ぐ。さて、では・・・・・・
今日2回目の儀式。キーをひねる。セルボタンを押す。・・・・・・・・・・・・・
「キュルキュルキュルキュル・・・・・・・」
「おぉ!回る回る!やっぱりかぁ!(´ー`) フッ」
セルを回し続ける俺。
ん? しかし・・・・・・・・エンジンに火は入らない!
「なんでや〜〜〜〜!(`へ´)プンプン」
何となく気が遠のいていくのを感じていた俺・・・・・・・
「ハッ、・・・・プラグだ!(・o・) 」
そう思った俺は、またまた車を走らせながら携帯する。
「プラグ〜〜〜〜。いま行ぐ〜〜〜〜 」
それでOKだった。
プラグも「ツケ」て、とんぼ返りの俺!
家に帰って「唖然!」
「プラグレンチが無い・・・・・・・・(ーー;) 」
そんな俺は、またまたまた車を走らせながら携帯する。
「プラグレンチ貸せ〜〜。いま行ぐ〜〜。 」
それで完璧なはずだった。
プラグレンチ持って、またとんぼ返りの俺!
「情けねぇ、プラグレンチくらい持ってろよ! 」
自分に腹が立った!
それはさておき、プラグレンチをゲットした僕は、しこたま家路を急ぐ。
家に戻ってプラグを交換。
ん?そんなに悪くない状態のプラグだなぁ。
まっ、いいか!全部交換だ!
さて、では・・・・・・
今日3回目の儀式。キーをひねる。セルボタンを押す。・・・・・・・・・・・・・
「キュルキュルキュルキュル・・・・・・・」
俺にはセルの音がとても小さく聞こえた。(謎)
「・・・・・・・・・・・・やっぱり?・・・・・・」
セルを回し続ける俺。 しかし・・・・・・・・エンジンに火は入らない!
「なんでや〜〜〜〜!(`へ´)プンプン」
ますます気が遠のいていくのを感じ、しゃがみ込んだ俺・・・・・・・
「アレッ、・・・・ガソリンは? 」
車体を揺らす。
「・・・・・・・」
「ハハハ、ガソリン。 入ってない! 」
小屋に走り農作業用のガソリンが無いか確認する。
「あった! 」
天の恵みだった。(しかし、2リットル位だ!)
「バイクにゃ、2リットルで充分さ! 」
ガソリンを入れ、今日4回目の儀式。キーをひねる。セルボタンを押す。
「キュルキュルキュルキュル・・・・・・・」
俺にはセルの音が聞こえなかった?(爆)
「・・・・・・・・・・・・やっぱり?・・・・・・」
セルを回し続ける俺。 しかし・・・・・・・・エンジンに火は入らない!
アクセルを若干開けようとした俺!・・・・・・・ん? 開かない?!
「なんでやねん!
こうなったら、キャブ開けてやるっ!」
最初から、何でこう思わなかったか・・・我ながら感心する次第!
「普通、2年もエンジンかけなきゃ
キャブの中どうなってるかわかんねぇじゃん!」
変に東京弁で喋っている、東北人の俺がいた。
キャブを開ける。
キャブからガソリンが滴るはずだった。
読者の皆さん。もうこの先は読めますね。
そうです。
「(・・?) エッ!そこまでぇ〜。」
レーシング用に作られたCRキャブは、普通1レースごとにOHする。
それを普通のユーザーが出来るわけ無い!
でもせめて、1年に1回くらいはバラして掃除しないと・・・・
そんな過去に読んだ雑誌の記事を思い出していた俺。
そうです。
俺のCRキャブはものの見事に中が腐食してました。(*_*) マイッタ
こうなったら腰をすえてバラしてやる。
そう思ったら、急に腹が減ってきた。
そうです、12時でした。
取りあえずキャブを降ろし、バラしてから灯油にジャブ漬け。
飯を食って、すぐさまバイク屋さんへ
「キャブクリーナ〜〜〜〜〜。」
をゲットしに・・・・
灯油からキャブを上げたものの、汚れはやはり落ちていない。
そこで、キャブクリーナの威力をまざまざと見せ付けられる。
「おぉ〜、落ちる〜〜〜。o(^o^)o 」
そして、キャブクリーナに漬けること、小1時間。
更に灯油で洗って、ジェットの穴をピアノ線で丁寧に掃除して組み込む。
固まって動かなかったスロットルボディも、極めてスムーズになった。
さて、これでかからなかったらどうしよう?
緊張のセッティングが終り、タンクを組み付け、コックを開け、
キャブに耳を近づける。
「・・・・・・・・・シーン・・・・・・・」
2リットルのガソリンは、全て流れ出てしまっていた。(*_*) マイッタ
今度はガソリンスタンドかぁ。
連休中だし、どっかやってっかなぁ?と、出かける。
町の入り口のガソリンスタンドがやってた。
「ラッキー!(^_^)V ピース」
10リッターのガソリンを買い、ダッシュで帰る。
ポリタンクからバイクにガソリンを移す。
ガソリンコックを開けながら、キャブに耳を・・・・
「コッ コッ コッ コッ コッ ・・・・・・・」
と、今度はガソリンが流れる音を確認!( ̄ー ̄)ニヤリッ!
緊張の一瞬!
キーをひねり、セルボタンを押す!
「キュルキュバオォ〜〜ン」
セル一発でかかった!
「\(^o^)/バンザーイ。」
長い今日一日の疲れが吹っ飛んだ!
ちょっと乗った感じでは、178ps位はありそう!(それって身長じゃねぇの?)
俺にとっては心地よい排気音だったが、
一番下の子供がその爆音にビックリして逃げていった!(ToT)ダ-
それでは残った2人の娘と記念撮影!パチリ。
「あっ、そうだ。プラグレンチ返さなきゃ!」
そう思った俺は、またまた車を走らせながら携帯を手にしていた。
−−−−−−−− 完 −−−−−−−−